中華街といえば横浜や神戸が有名ですよね。ただ、観光地として洗練されていてちょっと退屈。もっとディープなネイティブチャイニーズ向けの中華を堪能したいそんな声にこたえる場所が東京池袋にあるのをご存じでしょうか?
今回は池袋のガチ中華をご紹介します。
友誼食府
日本語読みすると「ユウギショクフ」と読みます。
見るからに怪しい雑居ビルに看板が掲げられています。一抹の不安を抱えつつ、入って突き当りのエレベーターに乗り4階まで上がります。4階でエレベーターを降りると日本人には馴染みのない光景が目の前に広がります。
「やばいところに来てしまった」
と思いました。ここに来ようと思って来たからにはある程度の情報を調べて覚悟してきましたが、正直舐めてました。思った以上にディープ。私ビビってます。
雑居ビルの1フロアなのでスペース的には広くはないです。その中にフードコートのようなエリアと食品売り場のエリアがあります。店員も客もほぼ中国人。私を含め日本人はほんのわずか。
フードコートのエリアを友誼食府、食品売り場のエリアを友誼商店といいます。
アクセス
池袋駅北口の20番出口を出てすぐの場所にあります。
ガチ中華を実食
料理の注文方法も変わってます。フードコートでは現金のやり取りは一切なし。専用のICカードを使用します。手順としては以下の通り。
①料理を注文し金額を確認
②食品売り場のレジの店員に金額を伝えてICカードにチャージしてもらう
③料理を注文した店にICカードを渡して支払いをする
④飲食スペースで注文した料理が届くのを待つ
⑤使用済みのICカードをレジに返却する
はじめてで注文方法がわからなくても私の場合は店員さんが教えてくれました。ただ、基本そっけない態度の方が多い気がしたので、親切な対応は期待しないほうがいいかもしれません。
いくつか料理を注文して待つこと数分・・・すべての料理がそろいました。
・鶏のから揚げ
塩とスパイスの効いた味付けです。しっかり目に火入れしてあり少々パサついていましたが味は良いです。骨付きで食べにくいのでウエットティッシュを持っていくといいと思います。
・中国ソーセージ
こちらもスパイスが効いていて、甘めの味付け。歯ごたえがしっかりありお酒が進みそう。
・もち米のシュウマイ
もちもち触感で美味しい。醤油の色が濃いが、見た目ほど味は濃くないあっさり味。
・焦がしネギの和えそば
ネギの香りたっぷりの和えそば。もっちり麺に甘めのしょうゆとネギ油。
食品売り場を散策
こちらは食品売り場の友誼商店。
加工食品がメインですが、生鮮品も置いてありました。
水槽に売り物の魚が泳いでいたり、ドリアンが無造作に置かれていたり、香港の市場を思い出しました。
まとめ
日本で食べられる中国料理はほとんどが日本人の口に合うようにアレンジされたものです。池袋にある友誼食府は都心にありながら本場の中国料理が食べられる貴重な場所です。
興味がある方は是非一度訪れてみてはいかがでしょうか?
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